荷−5 今なお活躍する国鉄型車両(クモハ123)
 
2012年8月20日 クモハ123‐1「1980年代国鉄撮影日記」10周年記念号(参加者ver)
 
  8月20日 快晴
クモハ123‐1「1980年代国鉄撮影日記」10周年記念号 編からつづく
 あの暑い一日から早くも一ヶ月が過ぎてしまいました。ずーっと左手に息子を抱えていたための筋肉痛も癒え、手元には参加いただいた皆さん・沿線で撮影された皆さんからの力作が届きました。出来ればすべてを掲載したいところでありますが、容量の都合もあり、数点ずつ厳選して使わせていただきます。
 ご協力いただいた皆さまに改めて御礼申し上げます。
 
 当日の松本は、朝から快晴で気温は(8時時点で)23度で、秋を感じさせる風が吹いていました。私とスタッフ4名は9:10に松本駅改札口に集合し、40分からの受付準備を開始しました。
 早い参加者は20分には到着し、受付開始を今か今かと待っていました。9:40より受付を開始し、D型硬券タイプの乗車証・しおり・記念品等を渡しつつ、飲食物の事前購入とトイレの事前利用をお願いしました。
 受付終了の10:10までには全員が集合し、発車時刻までの乗車をお願いし、団券で改札右の通路より入場し4番ホームへ。イイダヤ軒の担当者から、注文していた駅弁を受取りながら話しをすると、元松本車掌区の車掌さんだそうでビックリ。昔話で盛り上がってると、車庫から今日の主役がそろりそろりと出庫してきました。大撮影大会そしてクモハ123の旅の始まりです。
 
松本駅
 
 
10:14 車庫からクモハ123-1出庫
 
257系と並ぶ ※
 
ホームを挟んで115系と並ぶ
 
4番ホームで発車を待つ 大糸線ホーム先で一旦停止後向きを変える
 松本 10:30発
 明科 10:45着
 発車後すぐにマイクを借りて、ごあいさつと車内でのお願いをしました。特に「発車時刻に乗車していない場合は置いていきます」を強調してお願いしましたが、実はこの時点で1名が乗り遅れていました(理由は駅そばを食っていたら発車してしまった)。まず最初のイベント写真クジで車内を和やかにして、あっという間に明科に到着しました。トイレのない車両なので、停車時分がとれる駅では開扉し降車できるため、トイレよりも撮影メインで皆がホームに降ります。駅の方々も珍しそうに見たり写真を撮ったりしています。
 
軽快に複線区間を飛ばす
   
JNR扇風機も健在
 
明科駅
 
 
最初の停車駅、思い思いに撮影する
 
 
クモハ123-1色々
 明科 10:57発
 坂北 11:11着
 明科発車後に車掌さんから線路跡の案内アナウンスが実施された。明科〜西条間は昭和63年に路線が変更され、廃線跡が歩けるようになっているらしい。次の停車駅西条は2分停車のため開扉なし、直ぐに発車した。その次の坂北は30分近く停まるので、まず参加者全員で記念撮影を行ないました。またクモハ123には「団体専用」幕が無いため白幕での運転になりましたが、リクエストに応え「臨時」幕などサービスしていただきました(ありがとうございました)。
 特急しなの交換・通過待ち、鈍行の待避など盛り沢山であっという間の30分、続行の鈍行で乗遅れた1名も到着し、全員集合で坂北を出発した。
  
明科〜西条
11:03 9221M クモハ123-1
「1980年代国鉄撮影日記」10周年記念号
坂北駅
 
 
 
運転台から撮影会の様子を見る
 
到着後は賑やか
 
しばらくすると静寂に
 
クモハ123-1の銘板
 
町営バス
 
夏空が広がる
 
 ここ坂北では、下り特急しなのの通過待ちと下り鈍行と上り特急しなのの交換待ちと、3本もやり過ごした。
A 11:28 下り鈍行到着 @ 11:23 下り特急しなの通過
B 11:30 上り特急しなの通過 C 11:31 下り鈍行発車
 
 坂北 11:40発
 聖高原 11:45着
 坂北駅で満喫できたからか、はたまたダレてきたのか、聖高原駅では車内で昼メシを食べたりのんびりする人が多く見られた。ここでスタッフに(協力報酬代わりの)松本駅名物「山賊焼」弁当が支給された。私も食べたが、包みを開けると鶏の唐揚げのいい香りが車内に充満して味もサイコーだった。
 
聖高原駅
 
   
 
松本駅名物「山賊焼」弁当
 
こちらは、信州黄金シャモめし
 
 聖高原 12:02発
 姨捨 12:14着
 聖高原を出てトンネルへ。長いトンネルを抜けると右手に姨捨のパノラマが広がる!ここからが本日のメインイベントだ!すっきりと晴れ渡る善光寺平と棚田を眺めながら姨捨到着。特急しなのがスイッチバックに入らずに軽快に通過して行くのを見送る。その後EH200牽引の上りタンク列車が到着、スイッチバックで2番ホームに到着。なかなか無いシーンなので皆思い思いの場所でカメラを向ける。
 
聖高原〜姨捨
12:05 9221M クモハ123-1「1980年代国鉄撮影日記」10周年記念号
 
姨捨駅
 
 
 
 
   
 
 
 
 
12:29 EH200 24※ 上りタンク列車到着
12:32 推進でタンクが入って来た
 姨捨 12:40発
 桑ノ原(信) 12:47着
 姨捨駅を発車し桑ノ原(信)へ。ここでもスイッチバックして40分停車。ホームが無く車内でカンヅメなので、この時間を使って大抽選会!1980年代の時刻表や高校時代の鉄研で作った本をはじめ、数々の鉄道グッズが参加者全員に当たった。一番高価なのは、機関車型USBメモリーか愛称板サボあたりだろうか。
※景品をご提供いただいた、BBつばめさま、S先輩さま、ありがとうございました!
 
桑ノ原(信)
右奥が長野方、左手前が松本方
 
 
終着長野を目指し走る
 桑ノ原(信) 13:27発
 長野 13:47着
 桑ノ原(信)を発車し快調に善光寺平を飛ばす。特急なら50分で走りきる区間を、3時間17分かけて単コロのクモハ123で走るこの列車、走行時間より停車時間の方が多いという前代未聞のダイヤ設定となりました。時間をもて余すかと思いきや、皆さんそれぞれのスタイルで楽しんでいただけたようであっという間に終着だ。篠ノ井駅を過ぎた辺りでマイクを借りて到着アナウンスを行なった。お礼を言うと車内から拍手が湧き起こり、ウルっときた。
 
篠ノ井駅
13:35 9221M クモハ123-1「1980年代国鉄撮影日記」10周年記念号
 
長野駅
クモハ123‐1「1980年代国鉄撮影日記」10周年記念号 定時到着!
 
車掌さんお疲れさまでした!
 
しなの鉄道115系とクモハ123‐1
 
 
 貸切列車を仕立て、幹事として乗車して感じたのは「写真が撮れない!」って事だ。今回も松本の発車前はデジタル一眼で撮ったが、それ以降は忙しくコンデジでやっつけで撮った感じだった。折返しの回送をしっかり撮影して不満解消した。
クモハ123‐1「1980年代国鉄撮影日記」10周年記念号 回9224M編へつづく
 
 この後、参加者の多くは姨捨へ追っかけされ、駅撮りで回送をカメラに収めたようです。私は、そこから車でさらに追っかけたので撮れなかったが、続行のEF64 1000重連回送もキャッチされた方も多かったようだ。
 
姨捨駅
14:55  回9224M クモハ123‐1
 
15:01 上り EF64 1039+1038重連回送
 
15:05 スイッチバックでホームへ
 
15:12 下り鈍行と交換
 
 今回は特別企画なので※印にありましたJRタイプ車両(257系・383系・EH200)も掲載しています
 
このページに写真提供いただいた皆さま
五十音順(ローマ字3文字で写真データ内に埋め込んであります
上田浩太郎さま(ued) 遠藤和真さま(end) 坂野弘季さま(sak)
宍倉 雄城さま(shi) 杉山正幸さま(sug) 佐藤史哉さま(sat)
田所  悠さま(tad) 高木健一さま(tak) 平林浩文さま(hir)
真壁  洋さま(mak) 水上純平さま(miz)